２０００年７月の読書

• 花と紅茶とアンティークと
• 脱牛肉文明への挑戦
• ああ言えばこう食う
• 凍樹

花と紅茶とアンティークと

癒し系と言うか和み系と言うか、それは題名にも表れているけれども、素敵な日常という感じのエッセイ。 三好貴子さんのイラストも穏やかな感じを増している。

脱牛肉文明への挑戦

牛肉を食べることは健康にも環境にも良くない。 物として生産される牛も可哀想だ。 だから牛肉を食べるのは終りにしよう、という内容。

この本を読んだら牛肉を食べたくなくなると思うが、牛肉が好きな人はこんな題名の本は読まないだろうという点が、遅刻しなかった生徒に向かって遅刻の罪を説く先生の説教にも似て、虚しい。

ああ言えばこう食う

阿川佐和子と聞けば知的で上品な美人という印象。 檀ふみも負けず劣らず、であろうか。 そんな二人のイメージがなにやらお笑いコンビめいてくる、かなり可笑しい食に関する往復エッセイ。 しばらく前に話題になっているとかいないとか聞いたような記憶もあるけど、 楽しい読書をお求めの方にお勧め。

凍樹

この斉藤純という作家の本は初めて。 話は淡々と進んでいった。 音楽と絵画に関わる人々の話だが、まあそれ以上言うとネタバレなのでやめておく。 機会があれば他の作品も読んでみるかも知れない。