２００１年１２月の読書

データ型序説

前にも手に取ったことはあったが、読み切ったのは初めて。コンパイル時に型検査をするための、データ型の解説ということらしい。 Python とかに慣れてしまった頭には面白みに欠ける。動的型付けの解説書はないだろうか。

本人もあとがきで書いているが、黒崎政男がカント哲学に関する本を出すのはこれが初めて。内容は題名通りで、著者が面白いと思って書いているのは判る。しかし、個人的にはこういう認識論は生物学と言語学に還元されておしまいだと思っているから、読むのに身が入らなかった。

四冊目の XP シリーズ。最近 XP というと Microsoft を思い出してしまうが…。

XP 自体はいい考え方だと思うんだけど、どの本も核心を外しているような感じがしてならない。人に「XP って何？」と聞かれた時に「これを読め」といえる本がない。四冊と「リファクタリング」（＋「デザインパターン」か）を渡して「全部読んで」では無理があると思う。