２００２年４月の読書

• 達人プログラマー
• π
• Quantum Probability - Quantum Logic

達人プログラマー

随分前に人に勧められた本。 なんというか、まとまりに欠ける。 XP 関連の本達を読む前ならある程度面白がったかもしれないが、今となっては。

π

良くまとまっている。 arctan の公式に留まらず、最近の話もきちんと書かれている。 難を言えば 4600 円＋税と値段が高いことだ。

Quantum Probability - Quantum Logic

最近量子づいているのでその一環として「量子論理ってのはどうよ」という気分で借りてきた本。 しかし、ちょっと特殊な本だったかも知れない。 隠れた変数理論支持派。 ベルの不等式は「古典的な確率」＝「壺のボール理論」の不等式であって理論の非局所性を示すものではない、といった感じ。 では古典的でない確率とは、ということで最後に解説があって、量子力学の与える確率は[0,1]区間の非可測集合の外測度であって故に確率１の事象同士の積事象が確率０であることもありえる、と。 凄い解釈かも知れない。

どういう状態で原稿を作成したのか誤植がすさまじい。