gawk のインストール

UNIX では

用意するもの

• gawk-3.0.3.tar.gz (ソース)
  適当な GNU サイトから。
• gawkmb111.diff.gz (差分)
  http://member.nifty.ne.jp/wills/ 又は nifty 会員の方には FGALTS のライブラリーにもあります。
• gcc or cc (コンパイラー)
  別に最新でなくても OK。
• patch (差分を当てるプログラム。あまり古過ぎないものを)
  昔、DigitalUnix 付属のものは大変古かったのです。 心配な人は GNU サイトで最新版を確認しましょう。 (私が使ったのは 2.4 で、最新版は 2.5 らしいです）
• gzip (ファイルの圧縮)
  これがないってことはないでしょう。
• tar (アーカイバー)
  同上
• make (更新プログラム）
  同上

ファイルの用意が整ったら、まずはソースを展開します。 （適当なディレクトリーに gawk-3.0.3.tar.gz を入れて

% gunzip -c gawk-3.0.3.tar.gz | tar xvf -

と私ならしますが、tar が圧縮ファイルに対応したりしているともっと 楽ができるらしいので気になる人は man を読みましょう）

gawk-3.0.3 というディレクトリーが出来上がったことでしょう。 この中に、差分をコピーします（展開して入れましょう）。 そして、ディレクトリーの中に入り （カレントディレクトリーが gawk-3.0.3 になるわけですね）、 おもむろにパッチを当てます。 （具体的に書くと、

% patch -p1 < gawkmb11.diff

です。-p1 はいらないかも知れません。）

さて次は文書類に目を通します （急いでいる時は省略可）。

環境に合わせて Makefile を作ります。 もちろん自力で書かなくても、

% ./configure

で自動的に出来上がります。

ではコンパイルしましょう。 上の作業で Makefile が出来上がっているので、

% make

だけです。エラーが出ましたか？ （普通は出ないと思うんですが） エラーが出てきてしまったらソースを覗いて適当に修正しましょう。 それを報告すると、喜ばれます（多分）。 報告先は文書類のどこかに書いてあります。

ここまではユーザーでもできますが ここから先はスーパーユーザーでないとできません。 スーパーユーザーではない人は、 スーパーユーザーに頼んでインストールしてもらうのが良いでしょう。 または、この gawk-3.0.3 に パスを通しておくということでもとりあえずは使えます。

では、スーパーユーザーになります。 （ここからは普通スーパーユーザーなら知っていることなので 書かなくてもいいかも知れませんが、 まかり間違ってこの文書を見ながらの gawk のインストールが初体験なんて輩^H 方がいるといけないので一応書いておきます。）

% su

パスワードを入れて下さい。あとはインストールをさせるだけです。

# make install

無事に終ったら元のユーザーに戻って下さい。 これで、インストールは終了です。

おまけ - DOS では

gawkmb111.zip を http://member.nifty.ne.jp/wills/ 又は nifty 会員の方は FGALTS のライブラリーからダウンロードしてきます。 展開します。以上です。

補足 - Mac では

MacAwk はどのバージョンまでサポートされているんでしょう。 詳しいことは判りません。コンパイルできるのかも知りません。 ということで全然補足になってませんね(^^;