ICU に行こうと思った。 木曜日だから（あ、モーニングとか見なきゃ）昔所属していたサークルはミーティングをやってるだろうということで、桜渡の文章が載ったはずの（締切破っちゃったけど）最新号を受け取りに行くわけだ。
１１時頃都立大での雑事を片付け（この時期に今年度用の学生証を発行してもらいに行ったのだ）、カフェテリア館の所から寮の前に出て、いなげやの方へ坂を下り、野猿街道を行く。 コースの予定は府中四谷橋からサイクリングコースを稲城大橋の少し先まで行って、若宮八幡通りという通りから天文台通りに入って ICU。 道さえ間違えなければ１２時半頃 ICU に着くはずだ。 が、思わぬ伏兵があった。 雨である。
堰場辺りで左後方（大体北西）の空から黒雲が広がってきたのに気付く。 雲は出ていたが降る雲とは思っていなかったのに、案外さっと近づいてきていた。 裏道に逸れて大栗川を渡る新堂橋でポツッときて、そこからすぐ次の橋である宝蔵橋では傘を差さなければならなくなっていた。 逃げ込むように桜ヶ丘に進路を変えてミスドにいく。 天気予報を聞いて来なかったのですぐに止むかも不明。 とりあえず、アメリカンコーヒーを飲みながら雨止みを待つ。
４０分ほどで青空が戻り、街行く人も傘を差さなくなった。 席を立って外に出る。 まだパラパラしているが直に止みそうだ。 古本屋の前の道を抜けて川に出て関戸橋を渡り、サイクリングコースに下りる。 雨に濡れて、時々水たまりもある。 それでも雨は確かに止み、日射しも暖かい。 道の両側の草地はハルジオンやらノゲシやらキク科雑草の花が目立つ（種名はちょっと違うかも。ヒメジョオンとかオニノゲシとか似たようなものはあるから）。 順調に是政橋と稲城大橋を過ぎ、府中市から調布市に入る所で車通りに土手の上から下りる。 信号を待って左折。
ここが若宮八幡通りのはずだが、正しい道なのか不安に駆られるような細さ。 中学生の一団と擦れ違う。 木曜だけど半日なのか？ 郵便局があって小さな橋の奥にこんもりと生い茂る森。 これが若宮八幡かな、と思ったが確認はできず。 少し上り坂。 一方通行を逆走する方向で道なりに行くと西調布で、鐘の鳴り出した踏切を駆け抜け、短い商店街をやり過ごした。
信号は甲州街道との交差点でそこを渡ってすぐ中央高速を潜ると天文台通りだ。 拡幅工事がもう一息といった感じで、真新しい歩道のすぐ横の車線はガードレールのようなもので封じられている。 少し先では拡幅と同時に直線化もしていて、思わず歩道を直進してしまったが、車は空き地を挟んだ右手の旧道を走っていた。 こういう所は往々にして合流地点が塞がっていたりするので、失敗したかと思ったが、幸い無事に通り抜けられた。 左手が調布飛行場になる辺り。 大沢コミュニティーセンターを右手に見て、野川の橋を渡り、東京天文台の前の欅並木を抜けて行くと、東八があり、人見街道があって、富士重工の向こうは ICU だ。