Fe2+は自転車で移動する。 その距離は一般的に自転車で移動すると言った時に思い浮かべるそれを陵駕しているらしい。 本人はあまり自覚がなかったが、他の人に「意外」という顔をされるたびに、これは案外おもしろいかもしれないと思いはじめた。 このギャップの生じるところの自転車に乗って移動することの良さを伝えられれば幸いである。
そもそも Fe2+ が自転車である程度長い距離を走るようになったのは、大学時代に電車・バスを乗り継いで通学するのに苦痛を覚えたからである。 いくら急いでいても電車に乗るまでの数分を駅で無為に過さなければならない。 バスは渋滞に巻き込まれ、時刻表とは常に誤差を生じる。 結局、通学時間が計算できないのが我慢できなかったのである。 中途半端な距離に住んでいたのが災い（幸い？）したといえよう。